タイムカードにはタイムカードの良さがある。勤怠管理システムへの移行を妨げる要因と対策。

勤怠管理システムKINPIRA CLOUDもですが、勤怠管理システムの宣伝文句の常套句として、『まだ紙のタイムカード使ってるの?勤怠管理システムに乗り換えなよ。』的な煽り文句があります。

紙よりデジタルのほうが便利だろうというのは、このご時世誰しもが認識しているはずなのに、勤怠管理システムを導入している事業所は全体の約1割程度(かもしれない)に留まる理由は何でしょうか?

導入が簡単だから、維持費が安いから、誰でも使えるから、と、いくつかの理由が考えられますが、一言でいうと、『タイムカードにはタイムカードの良さがあるから』にほかならないでしょう。

タイムレコーダーの売れ行き推移

タイムレコーダーとは、紙のタイムカードに打刻を行う打刻機のことです。

このタイムレコーダーの老舗メーカー、アマノ株式会社の決算資料によると、過去約20年間のタイムレコーダーの売れ行き推移は下の図のようになっています。

資料によると、時間管理機器とは、「タイムレコーダー、タイムスタンプ」とのことで、純粋にタイムレコーダーだけの推移は不明です。しかも、このタイムレコーダーの中にはICカードで打刻を行うデジタル式も含まれているはずなので、「紙のタイムカード式」だけの推移もわかりませんが、概ねさほど変わらないと想定して話を進めます。

ちなみに、この【時間管理機器】以外の部門(同社系列の勤怠管理クラウドサービスCLOUZAも含まれると思いますが)は、かなり好調のようです。

さて、上の図を見る限り、タイムレコーダーの売れ行き推移は年々右肩下がりであることは間違いないものの、ここ10年間はさほど下がっていません。

多くの事業所でタイムカードは根強く支持されていると考えて良いでしょう。

タイムカードの良さとは?

紙のタイムカードには下記のようなメリットがあると考えます。

  • 導入が簡単(10,000円以下で購入でき、事業所に置くだけでOK)
  • 維持費が安い(タイムカードの補充だけでOK)
  • 誰でも使える(電子機器に疎くても打刻できる)

ざっくりとこんなものでしょうか。

この中でもタイムカードの一番のメリットは、3つ目の「誰でも使える」という点です。

某スーパーのある日の朝礼

店長)えー、今日から我が店も勤怠管理システムを導入しました。パートの皆さんは各自のスマホに指定のアプリをインストールしてアカウント登録を行い、出退勤と休憩時は必ず打刻を行ってください。スマホを持っていない場合は、従業員スペースに設置されたPC端末の勤怠管理ソフトに各自パスワードを設定し、毎回パスワードを入力してから打刻してください。

パート従業員)??

これでは勤怠管理システムへの移行ができるはずがありません。

紙のタイムカードが「使いやすさ」という点においてどれだけ優秀なのかは言うまでもありません。

勤怠管理システムへの移行のハードルを下げるために必要なのは?

すみません、ここからガッツリ宣伝です。

勤怠管理システムKINPIRA CLOUDでは、「いかに紙のタイムカードから勤怠管理システムへスムーズに移行できるか」に重点を置いています。

前述のタイムカードの3大メリットと比較すると、

  • 導入が簡単 → これはどうしてもタイムカードには勝てません。管理者はKINPIRA CLOUDにアカウントを登録し、打刻用スマホを用意し、専用アプリをインストールしておく必要があります。
  • 維持費が安い → KINPIRA CLOUDは、登録スタッフ数30名までなら無料で使えます。(30名を超える場合、1スタッフあたり100円/月)
  • 誰でも使える → 普段持ち歩いているSuicaやPASMOなどの交通系ICカード、または楽天Edyなどの電子マネー系ICカードさえあれば誰でも簡単に打刻できます。詳しくは、FeliCa対応ICカード一覧をご確認ください。

従業員(特にパートやアルバイト)にとって、打刻を行うためだけに勤怠管理システムにアカウント登録を行うことはかなりハードルが高いと言えます。

KINPIRA CLOUDでは、スタッフが面倒なアカウント登録を行わなくても打刻できるため、紙のタイムカードからのスムーズな移行が実現できます。

さらに、アカウント登録を行うことによって、各自の勤怠や有休の確認、申請などが可能になるので、まずは「打刻だけ」。その後必要に応じてアカウントを登録して「付加サービスを利用する」といった、段階的な移行が可能になります。

まとめ

紙のタイムカードから勤怠管理システムへの移行において最も大事なことは、「従業員に対していかに勤怠管理システムへの移行のハードルを下げられるか」と言えます。

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